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当科の学会発表、診療情報、研修・教育に関するお知らせを掲載しています。カテゴリーから絞り込んでご覧いただけます。

全31件

2026年

  • 学会発表

    日本心臓病学会学術集会で多数の学術活動を行いました

    東邦大学医療センター大橋病院 循環器内科は、第74回日本心臓病学会学術集会(2026年、長崎)において、シンポジウム座長、シンポジウム講演、ランチョンセミナー座長など、多数の学術活動を担当しました。 ■ 原 英彦 教授 ランチョンセミナー座長 「肥満症治療における体重減少とその先にある心血管アウトカムをどう捉えるか:GLP-1RAの可能性」 ■ 池田 長生 講師 シンポジウム21 ディスカッサント 「この患者にどう介入する?―実臨床の葛藤から学ぶSHDケースカンファ―」 ■ 橋本 剛 シンポジウム16 座長 「弁膜症に対するマルチモダリティ評価 ~Beyond guidelines~」 シンポジウム3 講演 「弁周囲逆流に対する経カテーテル治療:画像診断が決める適応と戦略」 東邦大学医療センター大橋病院循環器内科では、最先端の循環器診療と臨床研究を両輪として推進し、国内外への学術発信を通じて、より質の高い医療の提供に努めています。また、学会期間中は、東邦大学医療センター大森病院循環器内科の中西理子先生、小池秀樹先生、小原浩先生とも交流を深めました。それぞれ冠動脈CT、弁膜症CT、多施設共同研究などの分野で活躍されており、今後も大橋病院・大森病院が連携し、臨床・教育・研究のさらなる発展を目指してまいります。

    第74回日本心臓病学会学術集会 シンポジウム座長を務める様子
    学会開催地・長崎の街並み
    学会期間中の大橋病院・大森病院 循環器内科医師の交流
  • 学会発表

    ESC Congress 2026(ミュンヘン)に参加し、当科から4名が研究発表を行いました

    ESC Congress 2026(ミュンヘン、2026年8月28日〜31日)に参加しました。世界中の循環器医が集う素晴らしい学会であり、会場・街ともに非常に魅力的でした。今回、大橋病院循環器からは4名が研究発表を行いました。 橋本 剛先生 「Invasive filling pressures, not defect size, predict heart failure after ASD closure」 成人ASD閉鎖後の臨床経過を解析し、解剖学的な欠損孔径や短絡量ではなく、術前の平均肺動脈圧(mPAP)が術後の心不全症状を最もよく予測することを報告しました。術前mPAPが20 mmHgを超える症例では、術後の症状残存・心不全リスクが高く、ASD閉鎖前のリスク評価に侵襲的血行動態が重要であることを示しました。本研究はCatheterization and Cardiovascular Interventions(CCI)掲載論文の内容です。 浅見 雅子先生 「Lean BMI shifts the mortality landscape toward pump failure in Japanese heart failure patients with primary-prevention high-voltage devices」 ICD/CRT-D植込み患者を対象に、低BMI患者では突然死ではなく心不全死が増加し、ICDの恩恵が相対的に小さくなる可能性を示しました。BMIを植込み前のリスク評価に組み込む重要性を提案した研究です。 山本 純平先生 「Post-discharge eGFR slope and mortality in acute heart failure with atrial fibrillation」 心房細動を伴う急性心不全患者において、退院後の腎機能(eGFR)の低下速度が全死亡および心血管死亡を予測することを報告しました。退院後の腎機能の経時的評価が予後予測に有用であることを示しました。 鈴木 裕子先生 「Intravascular lithotripsy versus scoring balloon for lesion preparation in underexpanded calcified in-stent restenosis」 高度石灰化を伴うステント内再狭窄に対し、IVL(Intravascular Lithotripsy)はスコアリングバルーンと比較してステント拡張と内腔拡大に優れ、特に石灰化の強い病変で有効性が期待されることをIVUS解析で示しました。 今回のESCでは、構造的心疾患、心不全、不整脈、冠動脈疾患と幅広い分野で研究成果を発信することができました。当科では、海外学会を含む学会発表に対して、渡航費・宿泊費・参加費などの手厚い支援体制を整えており、若手医師も積極的に国際学会へ挑戦できる環境があります。今後も世界に向けて質の高い臨床研究を発信し、診療・研究の発展に貢献してまいります。

    ESC Congress 2026 会場で当科医師2名
    ESC Congress 2026 会場へ向かう様子
    ESC Congress 2026 ミュンヘン会場入口
    ESC Congress 2026 会場の様子
    ESC Congress 2026 研究発表の様子1
    ESC Congress 2026 研究発表の様子2
    ESC Congress 2026 研究発表の様子3
    ESC Congress 2026 研究発表の様子4
  • 研究活動

    山本純平先生の論文が Geriatrics & Gerontology International に掲載されました

    大橋病院循環器内科の山本純平先生らの研究成果が、Geriatrics & Gerontology Internationalに掲載されました。 論文タイトル Withholding Oral Anticoagulation at Discharge and Post-Discharge Stroke and Bleeding Vulnerability in a Predominantly Older Cohort Hospitalized With Acute Heart Failure and Atrial Fibrillation 研究の概要 急性心不全と心房細動で入院した高齢患者を対象に、退院時に経口抗凝固薬(OAC)を処方しなかった場合の予後を検討しました。その結果、抗凝固薬を処方しなかった患者では退院後の脳梗塞リスクが約3倍に増加し、さらに「出血リスクが低い患者」を選別できているわけではないことが明らかとなりました。特に80歳以上では、脳梗塞だけでなく出血リスクも高く、退院後に抗凝固療法を再評価することの重要性が示されました。 本研究は、高齢心不全患者における抗凝固療法の適切な意思決定に新たな知見を提供する成果として期待されます。 DOI: 10.1111/ggi.70817

  • 学会発表

    第16回日本経カテーテル心臓弁治療学会学術集会(JTVT2026)に参加しました

    第16回日本経カテーテル心臓弁治療学会学術集会(JTVT2026)において、当院循環器内科から多数の発表を行いました。 2026年7月31日〜8月1日に名古屋コンベンションホールで開催された第16回日本経カテーテル心臓弁治療学会学術集会(JTVT2026)において、東邦大学医療センター大橋病院 循環器内科から、左心耳閉鎖術、医原性心房中隔欠損、M-TEER、TAVI、人工弁周囲逆流(PVL)に関する発表を行いました。 一般口演では、橋本剛先生が大型・浅型左心耳に対する左心耳閉鎖術、鮫島雄祐先生が医原性心房中隔欠損による右左シャントの可逆性評価、齊藤翔太先生が食道癌術後でTEE評価困難な重症僧帽弁逆流に対するTTE・ICEガイド下M-TEERについて発表しました。 また、第10回人工弁周囲逆流(PVL)研究会では、橋本剛先生が「PVLのエコー診断」について発表し、TFアプローチによるPVL治療のセッションでは原英彦先生が座長を務め、鮫島雄祐先生および原英彦先生が登壇しました。 さらに、デジタルポスターでは新倉寛輝先生が、狭小弁輪を有する超高齢重症大動脈弁狭窄症患者に対するSAPIEN 3/3 Ultra 20mm弁と23mm弁の治療成績について発表しました。 座長としては、原英彦先生がLAACの適応に関するシンポジウム、Impressive TAVI cases、PVL研究会のセッションを担当しました。

    JTVT2026 発表の様子
    JTVT2026 参加メンバーの様子1
    JTVT2026 参加メンバーの様子2
  • 研究活動

    JACC Case ReportsにPVL閉鎖後の医原性心房中隔欠損に関する症例報告が掲載されました

    当院循環器内科の鮫島雄祐先生を筆頭著者とする症例報告「Physiology-Guided Closure of Iatrogenic Atrial Septal Defect After Paravalvular Leak Repair」が、JACC Case Reportsに掲載されました。 本論文では、経中隔アプローチによる僧帽弁位人工弁周囲逆流(PVL)閉鎖後に、医原性心房中隔欠損(iASD)を介した右左シャントにより難治性低酸素血症を来した症例を報告しました。経食道心エコーで右左シャントを同定し、右房圧が左房圧を上回る血行動態、肺血管負荷、吸入一酸化窒素によるシャント方向の変化、3D経食道心エコーによる欠損孔形態評価を組み合わせて、緊急経皮的閉鎖を行いました。 本論文の重要性は、iASD閉鎖を「欠損孔があるから閉じる」という解剖学的判断ではなく、血行動態に基づいて判断する必要性を示した点にあります。iASDは、症例によっては左房減圧として有利に働く一方、右左シャントにより重篤な低酸素血症を来すことがあります。本症例では、吸入一酸化窒素は閉鎖適応を決める単独指標ではなく、右心負荷に依存した動的シャント病態を評価する補助的手段として用いられました。 DOI:10.1016/j.jaccas.2026.109301

  • 研究活動

    Annals of Thoracic and Cardiovascular Surgeryに症例報告が掲載されました

    当院心臓血管外科、循環器内科、脳神経外科の共同研究による症例報告「Recurrent Cerebral Embolism Caused by Sluggish Retrograde Flow from the Residual False Lumen of the Aortic Arch after Type A Aortic Dissection」が、Annals of Thoracic and Cardiovascular Surgeryに掲載されました。橋本剛先生、原英彦先生が共著として参加しています。 本論文では、Stanford A型急性大動脈解離術後に残存した偽腔が、再発性脳塞栓の原因となったと考えられる症例を報告しました。抗凝固療法および抗血小板療法下にもかかわらず多発性脳梗塞を繰り返した患者に対し、経食道心エコーで下行大動脈のエントリー、真腔から偽腔への交通、偽腔内の著明な血流停滞と血栓様エコーを確認しました。さらに4DCTにより、偽腔内を大動脈弓方向へ逆行する遅延血流を描出しました。 本論文のインパクトは、大動脈解離術後の残存偽腔を、単なる瘤化・破裂リスクとしてではなく、再発性脳塞栓の治療可能な原因として捉えた点にあります。TEEは局所のエントリーと血流停滞、血栓様物質を評価し、4DCTは偽腔から弓部・頸部分枝方向へ向かう全体の血流経路を可視化しました。両者を組み合わせることで、塞栓源と塞栓経路を立体的に推定できた点が重要です。 全弓部置換術により疑われた塞栓経路を遮断し、術中所見でも偽腔内の新鮮血栓が確認されました。術後2年間、脳梗塞の再発を認めなかったことから、画像診断に基づく外科的介入の妥当性を支持する症例と考えられます。 DOI:10.5761/atcs.cr.26-00149

  • 研究活動

    Catheterization and Cardiovascular Interventionsに原著論文が掲載されました

    当院循環器内科の橋本剛先生を筆頭著者とする原著論文「Baseline Invasive Hemodynamics Identify Patients at Risk for Suboptimal Clinical Response After Percutaneous Atrial Septal Defect Closure」が、Catheterization and Cardiovascular Interventionsに掲載されました。 本研究では、2014年から2025年に当院で経皮的二次孔型心房中隔欠損症(ASD)閉鎖術を受けた成人204例を対象に、閉鎖前の右心カテーテル検査で得られる血行動態指標が、術後の臨床反応を予測できるかを検討しました。術後の臨床反応は、改善、不変、不十分な反応に分類され、不十分な臨床反応は29例、全体の14.2%に認められました。 本論文の重要な知見は、ASD閉鎖後の不十分な臨床反応は、欠損孔の大きさや短絡量ではなく、閉鎖前の血行動態負荷、とくに平均肺動脈圧(mPAP)と関連していた点です。ASD径、デバイスサイズ、Qp/Qsには有意な関連を認めず、一方でmPAPは多変量解析で独立した予測因子でした。 ROC解析では、mPAPのAUCは0.794、最適カットオフは21.5 mmHgでした。また、mPAP >20 mmHgの患者では、不十分な臨床反応が36.8%に認められ、mPAP ≤20 mmHgの5.7%と比較して明らかに高率でした。 本研究の臨床的意義は、成人ASD閉鎖において、「閉じられるか」だけでなく「閉じた後に耐えられるか」を術前に評価する必要性を示した点にあります。特に高齢者、左室拡張能障害が疑われる患者、肺動脈圧や左房圧上昇を伴う患者では、右心カテーテルによる血行動態評価、必要に応じたバルーン閉鎖試験や負荷試験が、術後管理のリスク層別化に役立つ可能性があります。 DOI:10.1002/ccd.70790

  • 研究活動

    Radiology: Cardiothoracic Imagingに慢性大動脈弁逆流症における心臓MRI由来GLSの予後予測研究が掲載されました

    橋本剛先生を筆頭著者とする国際共同研究「Association between Cardiac MRI–derived Global Longitudinal Strain and Clinical Outcomes in Chronic Aortic Regurgitation」が、Radiology: Cardiothoracic Imagingに掲載されました。 本研究では、中等度以上の慢性大動脈弁逆流症を有し、心臓MRIを施行した175例を対象に、feature tracking法で評価した左室global longitudinal strain(LV GLS)と臨床転帰との関連を検討しました。主要評価項目は全死亡または心不全入院で、中央値3.4年の追跡期間中に64例が大動脈弁置換術を受け、41例に主要評価項目を認めました。 本論文の中心的な結果は、心臓MRI由来LV GLS ≥ −14%が、慢性大動脈弁逆流症における予後不良と強く関連した点です。内科的管理中の患者では、LV GLS ≥ −14%が全死亡または心不全入院と独立して関連し、調整後ハザード比は8.70でした。また、全体集団でも、AVRを時間依存性因子として調整した解析でLV GLS ≥ −14%は独立した予後予測因子でした。 この研究のインパクトは、従来のLVEFや左室径・左室容積だけでは捉えきれない潜在的な左室機能障害を、心臓MRI由来GLSで検出できる可能性を示した点にあります。特に、無症状または軽症状の患者、あるいは従来の手術基準に到達していない患者でも、LV GLSの低下が将来の心不全入院や死亡リスクと関連していました。 さらに、AVR後であっても術前LV GLSが不良な患者では転帰が悪く、LV GLSは単なる重症度評価ではなく、治療介入のタイミングを考えるうえで有用なリスク指標となる可能性があります。 本研究は、慢性大動脈弁逆流症における心臓MRI評価に、左室容量・逆流率・LVEFだけでなく、LV GLSを組み込む意義を示した報告です。今後、心臓MRI由来LV GLSは、慢性AR患者のリスク層別化と治療方針決定を補助する指標として期待されます。 DOI:10.1148/ryct.250239

  • 診療情報

    高血圧診療のお知らせ

    高血圧診療 担当医:池田 長生(高血圧専門医) 高血圧は脳卒中、心筋梗塞、心不全、腎臓病などの原因となる重要な生活習慣病です。当科では、患者さん一人ひとりの病態に応じた適切な診断と治療を行っています。 このような方はご相談ください ・健診で血圧高値を指摘された方 ・降圧薬を飲んでいるが血圧が十分下がらない方 ・若年で高血圧を発症した方 ・二次性高血圧(腎血管性高血圧、原発性アルドステロン症など)が疑われる方 ・心不全、冠動脈疾患、不整脈など循環器疾患を合併している方 当科で行っている診療 ・高血圧の診断・薬物療法 ・家庭血圧を活用した血圧管理 ・二次性高血圧の精査 ・心エコー検査、頸動脈エコー、24時間血圧測定(ABPM)などを用いた臓器障害評価 ・食事・運動を含めた生活習慣指導 ・難治性高血圧に対する専門的評価およびカテーテル治療(腎デナベーション)の適応評価

  • 学会発表

    第72回日本不整脈心電学会学術大会に参加しました

    2026年7月23日(木)〜25日(土)に国立京都国際会館で開催された「第72回日本不整脈心電学会学術大会」に、当院循環器内科 不整脈グループの医師が参加しました。 本学会では、心房細動、心室頻拍、カテーテルアブレーション、植込み型心臓デバイス治療など、不整脈診療に関する最新の知見が発表されました。 当科からは、心房細動アブレーション後の腎機能変化、肺静脈隔離術前のレニン・アルドステロン関連指標、治療困難な心室頻拍に対するアブレーション戦略、植込み型デバイスを有する心不全患者の予後などについて、口演・ポスター・シンポジウムで発表を行いました。また、中村啓二郎医師が「PFA SVC」セッションの座長を務めました。 今後も、不整脈診療、アブレーション治療、デバイス治療のさらなる質の向上を目指し、臨床・研究・教育に取り組んでまいります。 発表・参加内容 【佐原尚彦 医師】 シンポジウム11 Refractory Electrical Storm from Inaccessible Deep Intramural VT Circuitry in Dilated Cardiomyopathy 【横森広樹 医師】 Oral Presentation 57 / Future Research Lean BMI Shifts the Competing Mortality Landscape Toward Pump Failure in Japanese Heart Failure Patients With Primary-Prevention High-Voltage Devices 【清水貴之 医師】 Poster Session Renal Function Improvement After Atrial Fibrillation Ablation: Differential and Additive Effects of Mineralocorticoid Receptor Antagonists and SGLT2 Inhibitors 【浅見雅子 医師】 Poster Session Distinct Clinical Correlates of Pre-ablation Aldosterone and Renin in Atrial Fibrillation Undergoing Pulmonary Vein Isolation 【中村啓二郎 医師】 Oral Presentation 55「PFA SVC」座長

    第72回日本不整脈心電学会学術大会 発表の様子1
    第72回日本不整脈心電学会学術大会 発表の様子2
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